2022年11月5日㈯
私の人生において忘れ難い幸せな1日となりました。
高校選手権岐阜県大会準決勝の美濃加茂vs帝京@関市中池グリーンフィールドと、中学高円宮杯東海大会1回戦のFCV可児vs清水エスパルス@四日市市中央緑地公園の開催日。
FCV(U15)→美濃加茂高校(U18)で6年間の育成をしたいとずっと願い続けてきました。3年前の秋にようやく美濃加茂高校からサッカー部強化の許可を得て、この地元可茂地区での6年間のチャレンジが始まりました。
FCV出身選手で県外高校で活躍することはあり、それはチームにとっても励みにも宣伝にもなるし、選手にとっても大学など次のステージがみれていいことだと信じていました。
しかし寮に入って毎月10万円以上(多い高校は15万オーバー)の世界。自分がこどもを2人もつようになって、これはとんでもないことを保護者の方に奨めていたと反省しました。
大学で必要となる学費を考えたら、地元でサッカーと勉強に取り組める高校を創るべきだと。
地元にそんな高校があれば、お金も時間も節約できると。
サッカーもFCVの良さを活かしつつ、でも高校サッカーやその先に順応できることを、他の高校とは一味違うことをやっていかないといけないと。
強化1期生である、現在の高校3年生は私がスカウトさせていただいた選手が多く、ヘッドコーチに誰を連れてくるのか、どんな体制で行くのかなど言えない情報などありとても不安だったと思います。
そして入学しても6月までコロナで活動できずに、非常に心身ともに厳しいスタートだったと思います。
スカウト時には、『FCVの野村をどうか信じてもらえませんか?』と話したことを強く覚えていますし、未来を託していただいた選手と保護者の方々にずっと感謝していくと思います。
2回戦から準々決勝vs岐阜工業までは現地で応援することが出来ましたが、準決勝vs帝京は観戦できませんでした。 FCV中学のエスパルス戦を観戦する為でした。
脱サラしてサッカーの仕事になってからずっと一緒に仕事をしてきた柴田コーチに思いを隠さずに相談しました。
そして野村は中学へ、柴田は高校へ応援にいくことを決断しました。
自分が声を掛けた選手たちの最初の晴れ舞台を観ることができない。そこに責任はあるのか?様々な感情の葛藤がありました。
しかし、最後は四日市から応援するしかないと。
11/5の朝は、柴田コーチと、『幸せな朝だね。高校は選手権準決勝vs帝京、中学高円宮杯東海大会vs清水エスパルス。こんな体験できるスタッフは日本でも数少ないよね。美濃加茂高校と連携できてほんと素敵な日を迎えられたね。』といった会話が出来ました。
10:30からFCVvsエスパルスを観ながら、11:00になるとtwitterで美濃加茂vs帝京を観ながらと、44歳にして、初体験をさせていただきました。
大人になってこんなに感情を揺さぶられる体験ができる、とても素敵な機会・人生を、高校生や中学生から与えていただいてます。
【美濃加茂側スタンドが満員になった美濃加茂vs帝京可児】

美濃加茂高校サッカー部OBから観に行ったよ!これから応援するよ!ジローおらんかったな!と、声を掛けていただけました。


★虎太郎とは6年どころか10年も一緒にサッカーすることができました。ありがとね!★
